小倉建設は新潟の気候風土にあった、地元 新潟産の杉を使った家造りを推奨しております。
自然素材をたっぷり使った家造りの秘訣もお教えします。
新潟県内で育てられた杉は、大変美しく香りも良い良質な杉です。杉を使った家では玄関を入るとふわんと木の香りに包まれ、大変心地良い家となります。
新潟の地でじっくりと育った杉は、長い冬と雪が積もる風土の新潟の家づくりには最適な素材です。
県内では、戦後植林されたスギ人工林の面積が13万haに及び、一年間で成長する量(素材換算)は666千m3に達しています。
これは、1年間に新潟県で消費する丸太の量(製材用)538千m3を十分に賄える量に当たり、丸太の需要を全て新潟の木で賄っても森林の蓄積が減ることはありません。
県産材は、造林~保育~伐採~再造林を繰り返すことで、再生可能な資源として利用できます。
スギ人工林
植栽
下刈作業
間伐実施林
森林は、土の層が厚く、無数の空隙があるので、水を多く貯え、ゆっくりと時間をかけて地下に移動させ、川に流れ込むようにします。そのため、急な増水や日照りの時の渇水などが起こらないような働きがあります。
森林の土壌は、たくさんの落ち葉や枯れ枝があり、雨が降ってもそれがクッションの役割をして、土砂が 流出するのを防ぐ機能をもっています。
植物が発するフィトンチットは、体をリフレッシュさせる働きがあります。
キャンプや教育の場としても利用されます。
植物は光合成によって、大気中の二酸化炭素を吸収し、炭水化物に変え、樹木の幹、枝、葉などに貯えます。
土壌中にも枯葉や枯れ枝となって二酸化炭素は長時間、貯えられます。森林は、二酸化炭素の巨大タンクとも言えます。
● 木の重量の約50%が炭素で出来ています。
樹齢50年のスギ(樹高22m、直径26cm)を例にすると
・全炭素貯蔵量は、1本当り190kg
・年間平均3.8kgの炭素を吸収していることになります。
※森のセミナーNo.3地球と森林より
木造住宅は鉄筋コンクリート住宅に比べて建物を新築・廃棄するときのエネルギー消費量が少ないことがわかっています。また、県産材は外材などに比べて木材生産地からの距離が短いため運搬で消費するエネルギーも少なくすみます。
また、住宅に使われる主な材料をつくる時の二酸化炭素の放出量を計算してみると、木造住宅は鉄筋コンクリート住宅に比べて1/4の放出量ですむことがわかりました。
さらに、木造住宅には鉄筋コンクリート住宅に比べて約3倍の炭素が蓄えられるので、地球温暖化防止に大きく役立ちます。
木材はコンクリートや鉄に比べて軽いわりに強いことが分かっています。
また、木材の欠点といわれる狂いや割れは、あらかじめ十分に乾燥させてから加工することで防ぐことができます。乾燥が十分な木材は強さや断熱性が高く、腐りにくくなり長持ちします。
部屋の内装に木材を使った場合や、木の柱や梁、桁などをそのまま見せる真壁構造の場合には、湿度の変化の幅が、そうでない部屋に比べて小さいことが分かっています。
木材は熱を伝えにくく、断熱材と同じような効果が期待できます。このため、触ると暖かく感じ床材として使用した場合は、他の材料よりも足の冷えを防ぎます。
人が転んだり、壁に衝突した場合などの瞬間的な衝撃力に対しては、たわみを生じさせることで衝撃をやわらげます。
木材の香りには防虫・防菌効果の他にも、人の気分を爽快にさせたり、脈拍数を低減させる作用のあることが明らかになっています。特に、スギやヒバの香りは、気分を落ち着かせる鎮静作用があることが判明し、ストレス軽減に効果があります。
全国の小・中学校の先生を対象に「蓄積的疲労徴候の訴え率」を調べた調査では、鉄筋コンクリート校舎に比べて、木造校舎と鉄筋コンクリート内装木質校舎の方が疲労徴候が少ない結果となっています。